駒ケ岳登頂を果たし喜ぶ飯島中学校の2年生たち=駒ケ岳山頂付近
上伊那地方の中学2年生が中央アルプスの主峰、駒ケ岳(2956メートル)を目指す「西駒登山」が13日、飯島中学校(飯島町)と中川中学校(中川村)を皮切りに始まった。両校とも昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、2年ぶりとなった伝統の学校登山。生徒たちは登頂を果たした達成感と雄大な自然との触れ合いを満喫した。
例年は山小屋に宿泊する1泊2日の日程で行ってきたが、今年はコロナ禍への対応もあり、両校とも往復でロープウエーを使用して日帰り登山を行った。
生徒たちは歌を歌ったり、眼下の景色を眺めたりしながら元気に登山道を進んだ。急傾斜地では励まし合いながら歩き通し、両校とも予定より早く目標の駒ケ岳山頂に到着。霧がかかり周辺の山々を遠望することはできなかったが、生徒たちは記念撮影をしたり、「やっほー」と叫んだりして達成感を味わっていた。
飯島中の生徒の一人(13)は「山頂で食べたおにぎりがおいしかった」。中川中の生徒の一人(13)は「みんなと楽しく登れて良かった」と笑顔で話していた。
今年度は上伊那の10校と木曽地域の2校約1600人の生徒が8月末までに入山を予定している。
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