坂本さんのビデオメッセージを見る児童たち
ウクライナ侵攻が始まって7カ月余り。長野市の小学生が3日、ポーランドを拠点にウクライナを支援する千曲市出身の男性のビデオメッセージを見て、「自分たちに何ができるか」考えました。
【動画で見る】支援を続ける男性が語る「ウクライナの現状」 児童が学ぶ
坂本龍太朗さん(ビデオメッセージ):
「みんなに知ってほしい。みんなと同じくらいのウクライナの子どもたちの声、僕を通してみんなに聞いてほしい」
3日の授業
3日、長野市の芹田小学校6年3組の総合の時間。児童たちは、あるビデオメッセージを見ながらウクライナの現状を学びました。ビデオメッセージを寄せたのは隣国・ポーランドで日本語学校を運営する千曲市出身の坂本龍太朗さんです。
提供・坂本さん
坂本さんは避難家族を受け入れるとともに、ウクライナへ服や靴など必要な物資を送るなどの支援も続けています。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって7カ月余り。今も戦闘は続き、避難民は1500万人を超えるとされています。
坂本さんは現状を知ってほしいと、日本の子どもたちに向けて9月中旬に動画投稿サイトにメッセージをアップしました。
坂本さんの投稿映像より
坂本龍太朗さん(ビデオメッセージ):
「(ウクライナでは)学校がミサイルの標的になることがある。そんな学校には通わせることができないと、多くの子どもが家で勉強している。だからパソコンを送ってオンライン授業をできるようにしている」
映像には、坂本さんによる避難民の子どもへのインタビューも。
ポーランドに避難したアルビナさん(坂本さんの投稿映像より)
こちらの12歳の少女は、ロシアの侵攻開始直後にポーランドへ避難してきました。
坂本龍太朗さん:
「日本のみんなに伝えたいことは?」
アルビナさん(12):
「みなさんにいつかウクライナに来てほしいです。交流したり、手紙とかでやりとりをしたいし」
坂本龍太朗さん:
「今、ほしいものは何?」
アルビナさん(12):
「何よりもまずはウクライナの平和」
坂本龍太朗さん
坂本龍太朗さん(ビデオメッセージ):
「平和についてどう守っていくのか、どうつくっていくのか、どう広げていくのか。それはみんなの手に将来かかっているから、それを考えてほしい」
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