長野放送
実りの秋の恒例行事です。長野市中条で「ジャンボかぼちゃコンクール」が3年ぶりに開かれました。30年以上続いてきましたが、担い手の高齢化などで今回が最後に。集大成を迎えました。
次々に運び込まれる大きなカボチャ。長野市中条で開かれた「ジャンボかぼちゃコンクール」です。
コロナの影響で3年ぶりの開催です。
参加者:
「毎年作っているけど、コンクールとなるとうれしいですよね。にぎやかでいい」
1991年に耕作放棄地を減らすことにつながればと、地元の農家などが企画したコンクール。30年以上続いている「恒例行事」で、地元の小学生なども参加してきました。
しかし、高齢化による参加者の減少などを受け、今年で最後になります。
久保田勝喜・実行委員長:
「役員がみんな高齢化してしまって、実行委員をやるのも難しくなってきている。最後に、おしまいにしようと。残念ではあるんですけど…」
小林茂雄さん:
「いろいろありました、30年作ってみて…」
こちらは、小川村の小林茂雄さん91歳。1回目から出品を続けています。
小林茂雄さん:
「水をくれたらぐんぐんと成長したもんで、今年は最後だで、家内と頑張ろうと。さみしいは、さみしいね…」
今年は今月の大雨などで厳しい条件でしたが、49個が出品され重さや色、形を競いました。
最後の大会で最優秀賞に輝いたのは、七二会地区の農家が育てた74.15キロのカボチャ。
集大成となった小林さんは63.95キロで2位に当たる優秀賞でした。
小林茂雄さん:
「30年間やって、こういう賞もらって、感無量。(今後は)野菜作り、またやっていこうと。なによりの趣味です」
また、小川小の2年生が3位に当たる「優良賞」を受賞しました。
児童:
「水やりとか、結構大変だった。草取りとか頑張ったから、3位になれたと思う。よく頑張ったと思う」
地元で愛されてきた「恒例行事」が幕を閉じました。出品されたカボチャは9月25日まで、道の駅で展示・販売されるということです。
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