長野放送
長野市で起きた住宅火災の続報です。強風によって燃え広がり被害があった建物は18棟に上ったことがわかりました。消防は屋外から出火したとみて原因を慎重に調べています。
(記者リポート)
「風にあおられて、かなり音を立てながら火、そして煙が上がっています」
9月6日午後、長野市上野の住宅街で起きた火災。台風の影響とみられる強い南風で北側へと燃え広がりました。
住宅6棟が全焼し、空き家や物置を含めると被害は18棟に上ったということです。
また住人の80代男性が手にやけどを負い、消防隊員2人が一酸化炭素中毒と脱水の症状で搬送されました。
長野市・荻原健司市長:
「被害にあわれた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます」
市は9日の会見の中で被害の概要などを説明。それによりますと、被害に遭った世帯は9世帯21人で、現在、1世帯が市営住宅に入り、他は親戚や知人の家に身を寄せているということです。
長野市・荻原健司市長:
「税の減免や災害見舞金の支給といった適応できるものを至急、整備するよう私から指示を出している」
火災現場からは鉄の缶に入ったたばこの吸い殻が見つかったということです。
消防は屋外から出火したとみて、たき火やたばこの不始末、放火なども視野に調べています。
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