ウクライナからの避難家族
故郷の味を提供です。長野県高森町に身を寄せているウクライナの避難家族が監修した「ピロシキ」や「ボルシチ」を8月1日からキッチンカーで販売しています。避難家族が接客します。
【動画】日本語で接客 キッチンカーで販売
長野県豊丘村(1日)
「いらっしゃいませ」
日本語で接客するのは、高森町に身を寄せているウクライナの避難家族。1日から豊丘村の道の駅で、キッチンカーを使ってウクライナの郷土料理を販売しています。
ピロシキ
販売するのは肉や卵などが入った「ピロシキ」と、町内産のビーツを使った「ボルシチ」とコーヒーのセット(1000円)。
道の駅で作っていますが、避難家族が監修し本場の味に仕上がっています。
ボルシチ
避難を始めて3カ月。
避難家族:
「ありがとうございます」
日本語も少し話せるようになりました。
クズニェツォバ・カテリーナさん:
「全然、緊張しません。以前はやっていた(接客の)仕事をまたできるようになったから、とても楽しい。料理を通じてウクライナの文化を伝える機会ができて、とてもうれしい」
初日の1日は多くの人が訪れました。
下諏訪町から:
「おいしいです。やっぱり本場のはおいしい」
中川村から:
「私の住んでる近くにウクライナの方が避難して、こういうお店を開いたと聞いたので少しでも力になれればというのと、純粋にウクライナの料理食べてみたいなと」
約3時間で100セットが売り切れた
販売開始からおよそ3時間で用意した100セットが売り切れました。
避難生活も3カ月。自立した生活に必要なのは「働くこと」です。今回の販売は、支援している空手団体と高森町のリフォーム業者が企画。避難家族は業者のパート従業員として接客しています。
ボロセンコ・オレナさん
ボロセンコ・オレナさん:
「働けてとても楽しいし、自分の国の代表として販売できてとてもうれしい」
キッチンカーでの販売は14日まで行われ、一部はウクライナへの義援金に充てられる予定です。
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