人力で行った先宮神社御柱祭の山出し。住宅地の狭い道路を抜け、殿屋敷に曳き着けた
長野県諏訪地方の小宮御柱祭が本格化し、3、4の両日、各地で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大下で行われる小宮祭。各柱では氏子たちがマスクを着け、対策を講じながらも「よいさ、よいさ」の威勢の良い声を掛けながら曳行した。9月中下旬や10月上旬の連休にピークを迎え、諏訪地方は再び御柱祭の熱気に包まれる。
諏訪市大和の先宮神社は4日、山出しを行った。同神社では例年4月に山出しを行っていたが、今年はコロナの感染拡大を受け、この日に延期していた。山出しには多くの氏子や子どもたちが参加し、大和の4地区が計4本を曳いた。メドデコに氏子たちを乗せた御柱は狭い住宅地沿いの道路を進み、殿屋敷(サンリツ駐車場)に曳き着けられた。
太田篤憲御柱委員長(68)は「天候に恵まれ、多くの区民に参加してもらった。コロナの対策をしながら、和やかで盛大な里曳きにしたい」と話していた。先宮神社では今月24日に御柱迎えの儀が行われ、25日に里曳き、26日に建て御柱が行われる。
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