長野放送
7日に行われた長野県知事選挙で4選を果たした阿部守一知事。当選翌朝から早速、「医療非常事態宣言」の発出など新型コロナウイルスの対応にあたりました。知事に今後の新型コロナ対策や4期目の課題などを聞きました。
長野県知事選挙で4選を果たした阿部守一知事(61)。61万5728票を獲得し、得票率はおよそ9割。新人候補2人に大差をつけました。
当選から一夜明けた8日、NBSのインタビューに答えました。
アナウンサー:
「一夜明けて、今はどんなお気持ちでしょうか?」
阿部守一知事:
「責任が重いなと受けとめている。気を引き締めて県政運営に取り組みたい」
4期目の喫緊の課題は、やはり新型コロナ対策と社会経済対策の両立。8日に「医療非常事態宣言」も発出されましたが、アフターコロナも見据え、強い行動制限は求めません。
阿部守一知事:
「これまでのような行動の制約はかけません。時短要請も行いませんし、外出自粛も申し上げていない。医療への負荷を減らすことにご協力いただいて、重症化しかねない方がしっかりと医療を受けられるように」
医療態勢のひっ迫について、医師会や知事会などからは、新型コロナが厳格な対処が求められ全数把握が必要な感染法上の「2類」となっていることが原因とし、インフルエンザなどと同じ「5類」への引き下げを求める声もあがっています。
阿部守一知事:
「制度面も運用面も、その時々の実態に合った対応しないと最適な対策講じられない。『2類』『5類』の法制度上の議論だけでなく、今、現場がどうなっていて、何を変えるべきか。国において考えてもらいたい」
今回で4期目を迎える阿部知事。知事選では対立候補などから「多選」への批判もありました。
阿部守一知事:
「多選の弊害として考えられるのは、人間関係が固定化、周りがそん度してしまうこと。慣れてしまう、マンネリ化した県政はよくない。1期1期新たな気持ちで取り組まないといけない。どんどん対話をして、県民の思いと私の考えがずれることのないように(県民の思いを)具体的な形・政策として実行する。責任を持ってやり抜いていきたい」
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