山頂で慰霊のシャボン玉(31日・御嶽山)
31日、御嶽山の噴火災害から8年になるのを前に遺族などが慰霊登山をし、山頂で黙とうを捧げました。
【動画】噴火時刻の午前11時52分に黙とうを捧げる
死者・行方不明者63人を出した戦後最悪の御嶽山噴火災害から今年9月で8年。31日、遺族や噴火で負傷し登山者など11人が「剣が峰」を目指しました。
供えられたヒマワリの花
登頂後、ヒマワリの花を供えた愛知県一宮市の所清和さん。次男とその婚約者を亡くしました。二人が亡くなった場所「八丁ダルミ」にはまだ入れません。
所清和さん:
「8年経っても亡くなった場所に行けないなんて。それが一番、悔しい」
安曇野市の野口弘美さんは最愛の夫を亡くしました。
野口弘美さん:
「亡くなった場所でお水をあげて、好きだったロックの曲を3曲かけて、ゆっくり聴いてきました」
発生時刻に黙とう
参加者は噴火時刻の午前11時52分に黙とうを捧げ、慰霊のシャボン玉を吹きました。
一部の遺族などが起こした噴火災害での国の責任を問う訴訟は、一審の判決を不服として今月、原告側が控訴しことから再び法廷で争われる見通しです。
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