青空の下でニッコウキスゲやコバイケイソウ、カキツバタなどが咲く八島ケ原湿原
気象庁は27日、長野県を含む関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。1951年の統計開始以来最も早く、平年より22日、昨年より19日早い。梅雨明けまでの期間は21日と過去最短だった。
同日の諏訪地方は午後に雨が降る所があったものの、抜けるような青空が雲間にのぞいた。下諏訪町郊外の八島ケ原湿原には多くの観光客が訪れ、ニッコウキスゲやコバイケイソウ、カキツバタなどが咲く楽園を楽しんでいた。妻と木道を散策していた野崎清二郎さん(65)=横浜市=は「初夏を感じるすがすがしい陽気。青空と緑の高原が美しい」と見とれていた。
長野地方気象台によると、28日の県中部は晴れ時々曇りで、夕方に雨や雷雨となる場所がある見込み。諏訪の最高気温は32度と予想している。向こう1週間は高気圧に覆われておおむね晴れる見通し。
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