中南米やアジアなどの国々の民族衣装を着たモデルたちのパレード=駒ケ根市中央の銀座通り
長野県伊南4市町村の国際交流イベント「第29回みなこいワールドフェスタ」は最終日の30日、「国際広場」を駒ケ根市中央の銀座通りで開いた。各国の文化を紹介する飲食などのブースが並び、家族連れでにぎわう通りを、民族衣装を着たモデルがパレード。地域住民がさまざまな企画で多文化に触れたフェスタの最終日をにぎやかに締めくくった。
国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所がある同市を中心とした上伊那地方南部の催し。駒ケ根協力隊を育てる会などでつくる実行委員会が主催する。22日に開幕し、外国の食文化に触れる料理教室やJICA協力隊OBらのパネルトークなどを各地で展開した。
国際広場は新型コロナの影響で3年ぶりに開催。会場規模を銀座通りに縮小して行った。ワールドレストランではアフリカや南米の料理が味わえ、ネパールの砂絵や中南米の祭りに登場するくす玉割り「ピニャータ割り」などの企画では、子どもたちが遊びながら世界の文化に触れた。
正午からは、公募で集まった地元の子どもや学生ら30人が務めるモデルが、各国の衣装を身に着けた姿で通りに登場。アフリカンドラムの演奏を先頭に国旗を振りながら歩き、注目を集めた。県看護大学(同市)の学生、庄村萌々さんは「地元にあるJICA訓練所に関わる活動がしたかった」と参加の動機を語り、華やかな装飾に魅かれ選んだという、ウズベキスタンの衣装でパレードに加わった。
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