長野放送 現場に向かう警察などの救助隊
長野県白馬村の北アルプス八方尾根で発生した雪崩で20日、県警などが東京の男性を救助するため現場に向かいましたが天候が悪く、あす以降に再開することになりました。
雪崩が発生したのは長野県白馬村の北アルプス八方尾根の標高約1400mの無名沢で、19日午後2時50分ごろ「雪崩に2人が巻き込まれた」と目撃者から警察に通報がありました。
警察によりますと、近くにいた複数の人が雪の中から2人を助け出しましたが東京都杉並区の男性会社員(46)は意識が無く心肺停止の状態とみられています。もう1人の関東地方の男性は自力で下山し病院で手当てを受けましたが大きなけがなどは無いということです。
登山届では八方尾根スキー場から入山し、日帰りで唐松岳(標高2696m)に登る計画だったということで、2人は登頂後にスキーで下山中に雪崩に巻き込まれたとみられています。
警察と地元の遭難防止対策協会などの救助隊は20日午前7時に麓の林道から現場に向かいました。しかし視界が悪く午後から天候の悪化が見込まれるなど雪崩による二次遭難の危険もあることから救助活動は中断し、あす以降天候の回復を待って再開する予定です。
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