「100円均一」の譲渡会
長野県伊那市長谷の支所が建て替えられることになり、旧村役場時代から使っていた備品の譲渡会が24日、開かれました。値段は全て100円。安さと物珍しさで人気を集めていました。
かつて村役場だった伊那市の長谷総合支所。24日朝、住民たちが続々と庁舎に入っていきました。始まったのは「備品の譲渡会」です。
事務関連の備品
デスク、椅子、書棚、ロッカーなどの事務関連の備品をはじめ、大きめの鍋、扇風機、そして、ハクビシンの剥製も。値段はどれも100円です。
棚を購入:
「助かります。こういう道具を入れるものが欲しいと思って。鉄工所があるものですから、道具がいっぱいあるんですよ」
譲渡会は、老朽化した庁舎の建て替えに伴うもの。捨てるには惜しい、村役場時代から使っていた古い備品を売却し、新たな備品の購入に充てるため、企画されました。
ハクビシンの剥製
伊那市長谷総合支所総務課・唐木学さん:
「お世話になった地元の皆さんに、還元をしたいということもあり、古き昭和の良きものなので、長く使ってもらえればありがたい」
長野放送
参加は予約制で24日の18枠はすぐにいっぱいとなったということです。
訪れた人:
「机とか棚をもらっていこうかなと。農事組合法人の事務所がさみしかったもので、村の財産をうちの法人に生かさしてもらおうと」
懐かしさにふける人も…
長野放送
訪れた人:
「一番懐かしいと思ったのは、これですね。長谷の(村制施行)40周年記念の時に作られたCDかな。長谷小学校と長谷中学校の校歌が載っていたり。お役に立てたらと思って、楽しみにしながら来ました」
釣り好きの児童はクーラーボックスを…
釣り好きの児童はクーラーボックスを選びました。
児童:
「川でアマゴとか釣りたい」
譲渡される備品はおよそ800点。譲渡会は26日まで開かれ、25日は予約制、26日は予約なしで参加できるということです。
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