西鶴賀商店街で開かれた「ノスタルジック・ストリート西鶴賀」 5月14日
特集は、長野市の「レトロ横丁」です。舞台は西鶴賀商店街。懐かしさ・ノスタルジーをテーマに魅力を再発見するイベントが5月13日から15日までの三日間開かれました。新たなにぎわいや交流を生み出そうという狙いです。
昭和の雰囲気を大切に
NBS長野放送
ちょうちんが灯る通り。流れる昭和歌謡。温かく懐かしい雰囲気が漂います。長野市の繁華街・権堂の長野大通りを挟んで東側にある「西鶴賀商店街」。
5月13日から15日の三日間、街の魅力を再発見するイベント「ノスタルジック・ストリート西鶴賀」が開かれました。
訪れた人:
「ちょっと昭和っぽい雰囲気があって、こういう街も大事だなと」
西鶴賀の食堂「苗場」・広瀬正夫さん:
「なかなかいい感じじゃないですか。西鶴賀町の感じがよく出ていて、長野市の下町風な感じで」
商店街に久しぶりのにぎわいが戻りました。
NBS長野放送
古い店が連なる西鶴賀商店街。権堂に近いこともあって飲食店が多いものの、理髪店やパン店などもあり、下町の風情を醸し出しています。
今は若者を中心に昭和レトロが人気。イベントは「活性化につなげるチャンス」と見て、長野青年会議所が企画しました。
長野青年会議所まち創生委員会・唐木沢正晃委員長:
「街に新しい人の流れをつくろうとスタートした企画。商店街が古くてレトロで、ノスタルジックな建物が残っている。これが一つの街の大きな財産かなと」
食堂「苗場」
商店街の一角にある創業42年の食堂「苗場」。店主の広瀬正夫さん(66)はイベントに期待を寄せる一人です。
西鶴賀の食堂「苗場」・広瀬正夫さん:
「なかなか自分たちでは気づかないんですけど、レトロ的なところが魅力があるのかなと」
かつては100を超える店が軒を連ねた商店街。住民の高齢化や減少に加え新型コロナの影響もあり、今は60店舗ほどとなっています。
広瀬正夫さん
活気を取り戻すことは、地域全体の課題でもあります。広瀬さんは、イベントに賛同し、テイクアウトメニューを提供することにしました。
西鶴賀の食堂「苗場」・広瀬正夫さん:
「街自体が静かになってきたというのが一番の問題。(イベントで)だんだん若い人たちに来てもらえる街になるんじゃないかと期待」
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