今シーズン最初の魚を釣り上げる太公望=茅野市宮川の諏訪東部漁協事務所前を流れる上川
長野県茅野市の諏訪東部漁業協同組合が管轄する市内の上川、宮川水系で16日、渓流釣りが解禁となった。同漁協では例年通り170キロ分の魚を放流。見渡す八ケ岳も雪をかぶり真冬の冷え込みとなったが、待ちかねた釣り愛好者が県内外から訪れ、シーズン最初の獲物に心を躍らせながら釣り糸を垂らしていた。
山梨県から取り寄せたアマゴ100キロ、ニジマス50キロ、イワナ20キロを2河川の計11カ所で放流した。同市宮川の漁協事務所前を流れる上川の朝の水温は0度、気温は氷点下10度を下回り、魚の動きも鈍かったが、日中には30人ほどが繰り出し、最高で20匹を釣ったという。
毎年、解禁日に訪れているという山本克水さん(64)=山梨県=は「シーズン最初に釣れる魚は大きさや種類に関係なく、何でもうれしい」と顔をほころばせていた。
期間は9月30日まで。遊漁券などの問い合わせは同漁協(電話0266・73・5060)へ。
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