長野放送
埼玉と東京に避難しているウクライナの女性2人が5日、長野県飯田市を訪れ、市特産の「水引」の制作を体験しました。2人は「日本の文化に触れられてうれしい」などと話しました。
5日、飯田市を訪れたウクライナの女性2人。東部ボルタバから埼玉に避難しているオリガ・ボイツュホフスカヤさん(21)と南部オデーサから東京に避難しているタチアナ・ドジュークさん(28)です。
飯田市の特産の「水引」を使ったピアスづくりを体験しました。
今回、2人を支援する動画配信の運営会社と飯田市の水引制作会社が「避難生活中の癒しになれば」と企画しました。
ウクライナの国旗と同じ黄色と青色の水引を結んで、およそ1時間でピアスが完成しました。
タチアナ・ドジュークさん:
「日本文化に触れられてとてもうれしいです。実際やってみて、水引ができて家でもやってみたいです」
水引制作会社・大橋丹治さん:
「少しでも癒しだったり、日本の文化を学んでほしくて、日本の滞在がちょっとでも有意義になる一助になれば」
今回の体験の様子は動画サイトで配信され、オンライン上で送金する「投げ銭」でおよそ20万円が集まったということです。避難している人の支援などに充てることにしています。
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