小谷村の旬の食材を使ったジェラート
長野県小谷村のそば店の主人が去年オープンしたジェラート店が、地元の季節の食材を取り入れて人気となっています。
山並みを眺めながら客たちが味わっているのは、酒粕味にそば味のジェラート。
客:
「他にはない味だと思う」
「すごいおいしい。リラックス」
オタリアンジェラート 長野・小谷村
ここは、小谷村中土にある「オタリアンジェラート」。10種類以上並ぶジェラートには、小谷や県内産の山菜や花などを使っています。
(リポート)
「フキノトウにクロモジに桜、珍しいメニューが多いですね」
オタリアンジェラート・須永夕紀さん:
「季節限定で出しています」
オーナー・宇田川光平さん
(リポート)
「ヨモギ味には、丸いお餅が入っていますよ。ヨモギの香りが口の中に広がります」
店の一番人気は「そば」ですが、それには訳があります。近くでそば店を営む男性が、夢を実現した店なのです。「蕎麦屋 蛍」の店主・宇田川光平さんは、子どものころに千葉県から小谷村に山村留学した縁で、2007年にそばの店を始めました。
オーナー・宇田川光平さん:
「小谷ってやっぱり、すごい作物がおいしいなと。ありとあらゆるものが、おいしいんですよね。ジェラートを小谷の作物や産物で作ったらおいしいだろうなと、もんもんと14、15年の間、考えていた」
NBS長野放送
去年8月にオープンした「オタリアンジェラート」(11月下旬から4月中旬まで冬季休業)。コロナ禍にもかかわらず、ファンを増やしています。
客:
「5回目くらい。先週も来たんですけど、また違う味がありおいしいです」
オーナー・宇田川光平さん:
「地域を盛り上げたいというのもひとつあるので、山村留学の時からお世話になっていますし、少しでも恩返しができれば。2014年に地震があったりで人口が減ってしまった所なので、少しでも人が村に入って来てくれたらうれしいなと」
宇田川さんの思いを込めたジェラートは、これからラズベリーや山菜のウトブキ味が登場する予定です。
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