中野警察署 玉井良樹警部補(46)
4人が死亡した「猟銃発砲立てこもり事件」で、容疑者が、最初に襲った女性の遺体を自宅敷地内に移動させていたことがわかりました。一方、猟銃で撃たれ亡くなった警察官の葬儀がしめやかに営まれました。
長野県中野市で女性2人が刺され、警察官2人が猟銃で撃たれて死亡した事件。警察官の1人、池内卓夫巡査部長(61)を殺害した疑いで青木政憲容疑者(31)が逮捕・送検されました。
長野市内では、現場に駆け付けた直後に撃たれ、死亡した中野警察署の玉井良樹警部補(46)の葬儀がしめやかに営まれました。
参列者(近所の人):
「交通隊で白バイに乗っている時からよく知っていて何回も話をした。にこやかな良い方で、46歳の若さ、これからの人生…。非常に残念、なんでこんな事件が」
参列者(息子が同級生)」
「小さい時から正義感が強かったと聞いている。せつなくて」
青木政憲容疑者(31) 長野中央警察署に移される(5月26日夜)
一方、容疑者が立てこもった中野市の自宅周辺は、29日朝、規制範囲が縮小されました。
ナイフで刺され死亡したのは中野市の竹内靖子さん(70)と村上幸枝さん(66)で、一緒に散歩中、待ち伏せされ襲われたとみられます。
捜査関係者によりますと、青木容疑者は最初に竹内さんを刺した後、村上さんを追いかけて襲ったとみられます。
また、刺した竹内さんを台車にのせ、道路から自宅の敷地に運んでいたということです。
警察は遺体を隠そうとした可能性があるとみています。遺体には多くの刺し傷があったということです。
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