来訪者らの安全を願った八島湿原の安全祈願祭
長野県下諏訪観光協会は20日、下諏訪町郊外にある国天然記念物、八島湿原で安全祈願祭を行った。新型コロナウイルス感染予防のため、昨年に続き出席者を制限して実施。同協会や南信森林管理署、山小屋、下諏訪商工会議所などから約15人が参加。大勢の観光客らが訪れる大型連休を前に、今シーズンの安全を祈願した。
広大な八島湿原を見渡せる園地広場に祭壇を設けた。諏訪大社下社の神職が祝詞を奏上し、関係者が順番に玉串をささげた。
同協会の大橋勝彦副会長は「コロナ下でアウトドアレジャーがブームとなっている。八島湿原は素晴らしい場所。たくさんの観光客に来てもらい、町の経済活性化につなげたい」とあいさつ。同協会長の宮坂徹町長は「コロナ前は年間60万人前後が訪れる町の一大観光地。大型連休には多くのお客さんが訪れると思う。(八島ビジターセンター)『あざみ館』では感染対策をしっかりとしてお迎えしたい」と話した。
八島湿原駐車場にある「あざみ館」の今季営業は25日から。散策マップや花情報などを提供する。町は八島湿原内の木道整備を2019年度から本格的に実施しており、今年度中の完了を予定している。
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