長野放送
現職の県議の逮捕。所属する自民党長野県連は丸山大輔容疑者を除名処分とする方針です。一方、異例の事態の中、11月県議会も始まりました。
(記者リポート)
「開会直前に現職議員が逮捕される異例の状況の中、11月定例会が始まりました」
30日開会した県議会11月定例会。丸山容疑者の席は空席となっていました。
欠席届が提出されていないため30日の本会議では、議長も提案説明する知事も事件に触れることなく淡々と議事が進められました。
自民党県議団・石和大県議:
「(逮捕は)大変なことだなと。われわれはそうは言っても県民の負託を受けている立場。県政をしっかり前に進めていく」
他会派も…
改革・創造みらい・小島康晴代表:
「びっくりしていますね。コロナ対策・物価高騰対策という大事な議案も粛々と議論することは私たちの務め」
共産党県議団・毛利栄子団長:
「正直言ってびっくりした。衝撃でした。全貌が明らかになっていない段階なので、捜査の行方を見守っていくしかない」
議会終了後の知事会見では…
長野県・阿部守一知事:
「非常にびっくりした、驚いた。(捜査の)状況をしっかりと見守っていきたい」
一方、所属する自民党県連は丸山容疑者を党籍や党員資格を失う「除名」処分とする方針です。
県連幹事長の萩原清県議は、「議員が逮捕された場合は除名」とする党本部の規約に従った対応で、今後、党紀委員会を開き、正式に決定する見通しだと説明しました。
自民党長野県連・萩原清幹事長:
「こんな事態になるなんて想像していなかった。党としての責任問題、こういうことを起こした責任を取る必要がある。県連としては規約にのっとって、ルールに沿って対応してくのが責任」
裁判で無罪が確定した場合などは復帰できるということです。
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