見頃を迎えた高遠城址公園の桜
長野県伊那市高遠町の高遠城址公園は9日、開花宣言後最初の週末を迎え、大勢の観桜客でにぎわった。市観光課によると、タカトオコヒガンザクラは「八分咲き」で見頃に。同園では「さくら祭り」を開催中で、老若男女がスマートフォンで撮影したり、家族らと散策したりと「天下第一の桜」を堪能していた。
桜の咲き具合は園内の場所により多少異なるが、南口周辺はピンク色の花がすっかり開き、風情ある光景が広がっていた。人気スポットの一つ桜雲橋周辺は午後になると、気温の上昇のためか花の開きが進み、数時間前とは異なる表情を見せた。
大町市から家族4人で訪れた30代女性は初の訪問だったといい「(桜は)少し小ぶりで上品。いろんな桜の状態を見ることができた」とうれしそう。2年ぶりに同園を訪ねたという40代男性は「久しぶりに来たが、桜の多さが感慨深い」と話していた。
さくら祭りは、新型コロナウイルス対策を徹底して実施。飲食は指定エリア内のみとし、アルコール類は禁止。ゴザやシートを持参しての飲食もできない。
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