長野県庁(6日)
長野県出身力士として227年ぶりの大関となった御嶽海に、県が県民栄誉賞を贈りました。御嶽海は「相撲で県民に元気を与えたい。次は横綱を目指したい」と意気込みを語りました。
職員やファンの拍手の中、県庁を訪れた上松町出身の大関・御嶽海。
ファン:
「大関になってから、より体つきが立派に見えるように」
「(生で見て)涙が出そうになりました」
御嶽海は今年1月の初場所で13勝をあげ3度目の優勝果たし、県出身力士としては雷電以来227年ぶりに大関に昇進しました。
県は御嶽海の活躍が災害が多発しコロナが広がる中で、県民に希望を与えたとして6日、「県民栄誉賞」を贈りました。
受賞は指揮者の小澤征爾さんやスピードスケートの小平奈緒選手などに続き5人目です。
大関・御嶽海:
「(コロナ禍で)大変な思いを皆さんしてますけど、ひとつでも僕の相撲で勇気・元気を与えられたら」
長野県・阿部守一知事:
「最初にお会いした時から比べて、風格も出て体も立派になって、まさに大関と」
大関・御嶽海:
「大阪場所は新大関だったんですけど、負け(越し)たら帰って来られないなとひやひやした。勝ち越した瞬間に力が抜けて、これで帰れるなと」
大関として臨んだ先場所は11勝と自身のノルマである2桁勝利をクリアした御嶽海。
次の目標は「綱取り」です。
大関・御嶽海:
「(大関の)プレッシャーはありますけど、はねのけながらやっていける自信ある。さらに努力して、いい成績残して、1個上(横綱)を獲得して長野に帰ってきたい」
夏場所は5月8日に初日を迎え、御嶽海は4日から稽古を再開したということです。
長野放送[/MARKOVE]