長野放送
午前6時過ぎ、長野市の善光寺で本堂の厨子の扉が開かれ「前立本尊」が姿を現わしました。「前立本尊」は秘仏の本尊の身代わりとされ御開帳の時だけ公開されます。
善光寺の御開帳は本来は去年行われる予定でしたが新型コロナの感染拡大を受けて1年延期されていました。
早速拝んだ人は・・・:
「感動しました。厳かな気持ちになりました」
お婆ちゃんと訪れた男の子:
「(前立本尊が)見えた! 神々しかった」
本堂の前に立つ高さ10メートルの回向柱は御開帳のシンボル。「前立本尊」と「善の綱」で結ばれています。ご利益を求めて多くの参拝者が触れるためウイルスを抑えるとされる光触媒剤をコーティングしたほか、柱の前後に消毒液を置き参拝者の間隔も空けるなど感染対策を取って善男善女を迎えています。
参拝者を分散させるため、御開帳の開催期間は従来よりおよそ1ヵ月延長して6月29日までとし88日間開かれます。
新型コロナ対策に気を配りながらの開催ですが2015年の前回の御開帳では過去最多の707万人が訪れていて地元経済への波及効果が期待されています。
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