善光寺大本願法主・鷹司誓玉上人
4月3日に開幕する善光寺御開帳。27日、シンボルの「回向柱」が奉納されるなどムードが高まるなか、大本願のトップなどが会見を開き、「コロナ禍、『心の癒やし』としてほしい」などと思いを語りました。
厨子の中から現れる前立本尊。いよいよ6日後の4月3日、1年の延期を経て、善光寺御開帳が始まります。
27日は、前立本尊と「善の綱」で結ばれる「回向柱」が松代町の寄進建立会から善光寺に奉納されました。
訪れた人:
「節目の年になるのかな、こんな大変な時にありがたい」
「こういうものを契機に平和になってくれたら」
善光寺大本願法主・鷹司誓玉上人:
「全国から大勢のご信者方がお集まりくださり、大変ありがたい」
28日は大本願の鷹司誓玉上人が会見を開きました。コロナ禍で迎える御開帳。「できるだけ多くの方々に心を癒やしていただきたい」「仏様とのご縁を結んで、回復・復興を祈願していただきたい」とコメントしました。
一方、滝口貫主に代わって会見を開いた大勧進の栢木寛照副住職は、世界の平和を願いながら迎えたいと述べました。
大勧進・栢木寛照副住職:
「ロシアとウクライナとの戦争で命を落としている人たちがたくさんいます。それを鎮めて世界が平和でありますようにと」
コロナ禍の収束と世界平和。厳しい状況が続くだけに、今回の御開帳は多くの人の心に響くものとなりそうです。
長野放送[/MARKOVE]