飯田お練りまつり
今年の春の信州は大きなイベントが続きます。その先頭を切る「飯田お練りまつり」が3日間の日程を終え27日、閉幕しました。新型コロナウイルス対策を迫られる中、延べ20万人が訪れました。
数えで7年に一度開かれる「飯田お練りまつり」。頭の重さ30キロ・全長25メートルで「日本一の獅子」と呼ばれる「東野大獅子」など、飯田・下伊那の伝統芸能が3日間に渡って披露されました。
見に来た人:
「やっぱり変わりなく素晴らしいね。松本から来たかいがありました」
祭りの最大の課題が「新型コロナ対策」。出演者に毎日、抗原検査を義務付けたほか、土日は20カ所の受け付けで観客に検温とマスクの着用を求めました。
出店はテイクアウト限定で、食べ歩きは禁止。歓声も控えるよう呼びかけました。
出演団体は過去5回で最も少ない25にとどまりましたが、延べ20万人が訪れました。
松本市から:
「コロナも大変だけど、こうやって開催するっていうことは大きな意義があると思う。県民にとって大きな財産ですよね」
遠山東太郎さんは呼び物の「大名行列」で、初めて先頭の「化粧傘」を務めました。
本町三丁目大名行列保存会・遠山東太郎さん(49):
「開催すら心配だったんですけど、見に来てくれる方が少しでもいれば頑張らなきゃいけないと思って、精いっぱいやりました」
本町三丁目大名行列保存会・長谷川裕樹さん(初参加):
「昔みたいに活気が戻ったなって、コロナ禍ですけど人がたくさん集まってくれてよかった。次もやりたいなと」
一時は開催も危ぶまれた中、「お練りまつり」は、関係者の安どの声とともに3日間の幕を閉じました。
長野放送[/MARKOVE]