試合形式の練習でサッカーの技術を磨く3市町の小学生たち=富士見町民広場総合グラウンド
長野県富士見町と東京都多摩市、稲城市の小学生がサッカーを通して交流する「八ケ岳子どもサッカー交流」が26日、同町乙事の町民広場総合グラウンドを主会場に2日間の日程で始まった。両市などがホームタウンのプロサッカークラブ・東京ヴェルディのスクールコーチが指導し、サッカー少年たちが技術を高めながら友情も育んでいる。
3市町の交流事業として毎年夏休みに開いてきたが、昨年と一昨年は新型コロナの影響で休止していて3年ぶりの交流となった。小学3~6年の計86人が参加している。
初日は総合グラウンドで学年ごとに練習した。トラップやパス回し、リレー形式のドリブル練習などで基本技術を高め、コーチに教わったことを意識しながら試合形式の練習に臨んだ。最終日の27日は縦割りでチーム編成し、「ヴェルディカップ」と銘打った試合を行う予定だ。
富士見町境小4年の伊藤蒼太君と、富士見小4年の小林廉君は「トラップの仕方などが勉強になった。東京の皆は上手なので、練習やプレーから学ぶことが多い」。町と友好都市提携を結ぶ多摩市の私市敬スポーツ振興課長は「この涼しい環境の中でサッカーができて、(東京の)子どもたちも喜んでいると思う」と話していた。
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