公園開きで桜雲橋の渡り初めをする関係者と子どもたち
タカトオコヒガンザクラの名所として知られる長野県伊那市高遠町の高遠城址公園で27日、公園開きが行われた。関係者27人が一年間の安全を祈願。地元園児らと共に桜雲橋の渡り初めもして、にぎやかな観桜シーズンの到来を願った。
同公園の「さくら祭り」は昨年に続き、新型コロナウイルス対策を徹底しながら開催する予定。桜の開花宣言を待って開幕する。
祈願祭では、神職による神事が営まれた。伊那市観光協会長を務める白鳥孝伊那市長は「コロナを抑えながら、桜を楽しんでほしい。コロナを吹き飛ばすような、素晴らしい祭りになることを願う」とあいさつ。祭りに導入する脱プラスチックの取り組みなどさまざまな試みにも触れた。
引き続き、白鳥市長らが高遠第2・第3保育園の年中児5人と一緒に桜雲橋を渡り、問屋門をくぐって渡り初め。園児たちは「楽しかった」などと話し、開花を待ち遠しそうにしていた。
入園料(散り終わりまで)は、大人500円、小中学生250円。開園時間は、午前8時~午後5時。開花最盛期は、午前6時~午後9時。夜間のライトアップやプロジェクションマッピングも企画している。
祭り期間中は交通規制を行う。交通機関として、シャトルバスや「お花見循環バス」以外に、高遠城下などを巡る2階建てオープントップバス「めいぷるスカイ」を運行する(いずれも有料)。飲食は指定エリア以外では禁止。このほか、マスク着用や消毒、連絡先の登録も求める。
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