木下委員長(左)から大御幣を受け取る御柱の曳行長
諏訪大社御柱祭を前に、長野県岡谷市御柱祭典委員会(木下敏彦委員長)は15日、安全祈願祭と結団式を同市の岡谷区公会所で開いた。岡谷が担当する5本の御柱の曳行関係者ら約100人が参加し、一致団結して御柱を無事に曳き建て、御柱 祭の伝統が長く引き継がれることを願った。
冒頭で木下委員長が「前代未聞の山出しとなるが、諏訪の氏子として御柱祭をしっかり守ったと後に言えるような祭りにしたい。ぜひ協力を」とあいさつ。神事に続き、来賓の北島和孝諏訪大社宮司が「御柱祭を孫の代まで引き継ぐために今は我慢の時。知恵を出しながら一歩ずつ確実に物事を進め、笑顔で祭りを終えてほしい」と呼び掛けた。
この後、木下委員長から各柱の曳行長に大御幣を授与。市旗や腕章なども渡し、木やり団と消防団には活動助成金を贈った。最後は全員で木やりに続いて「よいさ、よいさ」と掛け声を合わせ、本番に向けて士気を高めた。
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