長野県岡谷市・今井竜五市長
去年8月に3人が死亡した土石流災害を受け、長野県岡谷市は避難情報の判断基準を見直し、より柔軟に運用することになりました。
去年8月、岡谷市川岸の住宅を土石流が直撃し、親子3人が死亡しました。
市の避難指示は発生から45分後の午前6時。雨量は基準を超えていましたが、「夜の避難は危険」と判断したためでした。
15日の議会全員協議会で岡谷市は、「連続雨量」が中心だった避難情報の基準などを見直したことを報告しました。
避難指示については「土砂災害警戒情報」のほか、気象庁の危険度分布図で「非常に危険となった場合」など5つの基準を設けました。
必要に応じて県や気象台に助言を求め、夜間や未明の発令についても柔軟に運用します。
また、対象地区の住民の4割が避難指示を知らなかったことから、「緊急速報メール」の配信や消防団による呼びかけも行います。
岡谷市・今井竜五市長:
「これから1人の犠牲も出さないような防災対策、避難誘導をしていかなければいけない」
新たな基準は15日から適用しています。
長野放送[/MARKOVE]