新たに加わった石仏フィギュア4種類。カプセル玩具として販売している
江戸時代の高遠藩ゆかりの職人「高遠石工」が手掛けた石仏を小型フィギュア(人形)化したシリーズに4種類が加わった。長野県伊那市の地域おこし協力隊の取り組みで、カプセル玩具(通称ガチャガチャ)として販売している。高さ約4.5センチの手のひらサイズで緻密な造形を再現している。
フィギュア化は石仏の魅力発信のため昨年始まった。地元小学生らが集めたペットボトルキャップを材料に再利用し、市内の業者が製造。第1弾と合わせ全8種類がある。
今回の石仏は名工と称される守屋貞治が制作した如意輪観音、千手観音、馬頭観音(以上は西国三十三所観世音菩薩)、准胝観音。各200体を用意した。
協力隊の吉澤祐佳さん(25)は「高遠の石仏は表情などを手彫りした造形の精密さがずばぬけている。フィギュアをきっかけに興味を持ってほしい」としている。
ガチャガチャは高遠地区内の同町観光案内所と環屋にある。1回300円。
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