終戦前に掘られた「大本営海軍部壕」(長野市)
終戦前に長野市安茂里に掘られた「大本営海軍部壕」を戦争の記憶の継承をテーマにしているプロジェクトの研究者が訪れました。
壕を訪れたのは、歴史学を専門とする大学教授ら7人です。
「大本営海軍部壕」は太平洋戦争末期、本土決戦をにらんで旧海軍が安茂里地区に掘ったもので、100mほど進んだ所で終戦を迎えました。
研究グループは国内外の戦跡や、博物館で戦争の記憶の継承について調べるプロジェクトを進めています。
2日は壕の整備などに取り組む「昭和の安茂里を語り継ぐ会」の説明を受けました。
昭和の安茂里を語り継ぐ会:
「終戦の8月15日の午前中まで掘ってました。入り口から20mほどで崩落して行き止まりになっています」
続いて開かれた交流会では「語り継ぐ会」のメンバーから、壕の整備や資料館の開設などの活動について聞き取りました。
駒沢大文学部・佐々木真教授:
「地元にとっての戦争とか、あの頃どうだったかということ、戦後だいぶたつ中でどう継承されていくのか、非常に興味のある話です。歴史教育にも非常に役に立つと考えています」
プロジェクトの成果は来年度、まとめるということです。
長野放送[/MARKOVE]