草紅葉が色づき、秋色に表情を変えた八島湿原
長野県の霧ケ峰高原北西部に位置する八島湿原で草紅葉が今季も見頃を迎えた。国の天然記念物で、高層湿原である八島ケ原湿原を一周できる木道では、観光客らが一足早い高原の秋を満喫している。
2日は爽やかな秋晴れに恵まれ、多くの県外車やツーリング客の姿が見られた。上田市から訪れた上野善武さん(52)直子さん(51)夫妻は散策を楽しみながら、「池に雲と山が反射しているのがいいですね。こんなに広いと思っていなかったので驚きました。癒やされます」と笑顔でカメラを向けていた。
湿原の入り口にある下諏訪町郊外の八島ビジターセンター「あざみ館」によると、10月中旬にかけて色が深まっていくという。リンドウの花もピークを迎えている。「近くで見ると赤く色づいた植物もある。秋の雰囲気を楽しんでほしい」と話している。同館の今季営業は11月6日まで。問い合わせは同館(電話0266・52・7000)へ。
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