長野放送
23日に噴火警戒レベルが引き上げられた御嶽山。24日は火山性地震などは観測されませんでした。麓の観光関係者は一刻も早い沈静化を願っています。
24日朝、長野県王滝村の職員らがスノーモービルで御嶽山の登山口に向かいました。冬は山頂周辺の立ち入りは規制されていますが、あらためて看板などで呼びかけるためです。
気象庁は23日、「火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する恐れがある」として、御嶽山の噴火警戒レベルを「2（火口周辺規制）」に引き上げました。
23日に97回観測された火山性地震は、24日は夕方まで観測されず、噴煙にも変化は無いということです。
長野地方気象台・木原啓佑 防災調整係長（23日）：
「（2014年のように）地震活動が落ち着いた後に噴火が発生したこともあるので、1カ月以上は少なくとも様子を見る必要がある」
麓のスキー場は通常通り営業していますが、関係者は気をもんでいます。噴石への警戒が呼びかけられているのは火口から1キロの範囲で、スキー場はさらに2キロ離れています。
御嶽スキー場・家高里加子支配人：
「『噴火したんですけど影響してます？』って。噴火はしてないんですけど、問い合わせが結構来てます。風評被害というのはあります。正しい情報というのを上げていただきたい」
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