蓼科湖周辺エリアの観光振興に向け包括連携協定を締結したアルピコリゾート&ライフの三輪社長(左)とクロスプロジェクトグループの辻社長
レジャー事業などを手掛けるアルピコリゾート&ライフ(長野県茅野市北山、三輪裕彦社長)は、レジャー施設などの企画運営を行うクロスプロジェクトグループ(北安曇郡白馬村)と連携して蓼科湖周辺の観光事業を充実させる。若い世代の取り込みを目指し、早ければ今夏から新たなサービスを順次開始。両社は26日に市内で包括連携協定を結ぶ調印式を行った。
クロスプロジェクトは、これまでに11都道府県の24市町村で観光商品を企画、開発してきた。協定は同日から3年間。調印式を同市北山のゴルフ場「蓼科高原カントリークラブ」で開いた後、会見し、新たに始めるレジャーの具体例を発表した。蓼科湖周辺でキャンプ場を運営し、カヌーや立ち乗りパドルボードのSUP(サップ)など湖上で楽しめる新たな体験を導入、夜のゴルフ場をカートで巡るツアーや、熱気球乗船などを計画している。
会見で三輪社長は「蓼科の観光振興に向けて、クロスプロジェクト側から時代の潮流を捉えた多くの提案をしてもらった。きょう紹介した内容以外にも検討中の企画がある。新たな一歩を踏み出すという感覚を持っている」と述べた。
クロスプロジェクトの辻隆社長は「蓼科は、今ある環境を壊すことなくありのままの自然を生かしながら通年でアウトドアを展開できる場所。昭和のレトロ感も残る蓼科湖周辺に現代の感覚で楽しめる新たな企画を導入し、環境にやさしく未来につながる提案を行っていく」と語った。
アルピコリゾート&ライフは旧東洋観光事業で、4月1日に商号変更をしたアルピコグループの連結子会社。
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