願いや憧れを託したカードを掲げる学生たち=JR上諏訪駅構内
長野県諏訪観光協会と諏訪市のJR上諏訪駅、仏法紹隆寺は19日、受験合格の願いを「文殊の梶の葉」カードに託して掲げる応援コーナーを同駅構内に設けた。暮らしと観光の玄関口である駅を中心に人と幸運の縁結びを―と、毎年行い3年目。「それぞれの夢の実現、人生の合格をかなえて」(佐久秀幸観光協会長)と活用を呼び掛けている。3月16日正午まで。
カードは諏訪最古の学問所があったという同寺の文殊菩薩のご利益を込めてあり、同駅と駅前交流テラスすわっチャオで希望者に配る。
願掛けのコーナーは駅員の手作り。「コロナ禍で大変な状況が続きますが、焦らず自分を信じて頑張ってください!」との看板も掲げた。小林貞光駅長は「陰ながら安心安全を守って応援している。大きな花を咲かせて」と願いを込め、岩崎宥全住職は「文殊菩薩さまが未来を切り開く力を与えてくれる。進路を成就し、諏訪の発展を担う人材に育って」と期待を寄せた。
メッセージを寄せた諏訪実業高校3年の生徒(18)は「春から旅館に就職する。都会の人に県内の温泉、自然の美しさを伝えるナンバーワンの仲居になりたい」と目標を話していた。
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