松本山雅FC 名波浩監督
J3降格が決まっている松本山雅は5日の最終戦も敗れ、最下位で終わりました。試合後のセレモニーで名波浩監督は、「最下位という見苦しい結果になった。全ては僕の責任」と陳謝しました。名波監督はクラブからの続投要請に応じる考えで、1シーズンでのJ2復帰を目指します。
【名波浩監督のあいさつ全文(試合後のセレモニー)】
「まずは松本山雅のファン・サポーターの皆さん、スポンサーの皆さん、それからここにいる選手、スタッフの皆さん、それから松本の市民の皆さん、この松本山雅に関わる全ての方々にお詫びを申し上げたいと思います。今シーズンの不甲斐ない結果、本当に申し訳ありませんでした」
「残留争いという大義名分を胸に途中就任しましたが、なかなかチームを軌道に乗せることができず、そして結果も出ず、最後、J2最下位という見苦しいものになってしまいました。僕自身も『こんなに勝てないのか』、『こんなにポイントが取れないのか』、何度も何度も自問自答しましたし、皆様のきついご意見や叱咤激励をたくさん受けた中で、シーズンをもがきながら戦ってまいりました。それでもチームを上向きにできなかった責任は全て僕にあると思います。ただ、この松本山雅というチームは、下を向いている場合ではない。どん底にいる場合ではない。常に前を向き、常に上を目指してやっていかなければいけないチームだと思っています。そのために今日も7000人以上のお客さんが集まってくれたと思いますし、社長はできればと言っていましたが、僕は必ず来シーズン、もっともっとたくさんの方がこのクラブを応援してくれると信じています。そのために我々現場は、一生懸命に努力をして、またいるべきエリアに戻らなければいけないという使命の下、チーム全員で目標に向かって頑張っていきたいと思っています。その後押しが必ず必要です。我々の背中を押してください。もっともっと応援してください。それが皆さんへのお願いです」
「今シーズン1年間、たくさんの方にご来場いただき、たくさんの方に視聴していただき、結果が出ていない中でも応援してくれたのは十分わかっています。本当にありがとうございました。来シーズン、もっと躍動する選手たちをお見せしたいと思いますので、もっともっと強い後押しをお願いするとともに、重ねまして今シーズンのお詫びを言いたいと思います。本当に申し訳ありませんでした。そして来シーズン、またよろしくお願いします」
また、試合後の会見で名波監督はクラブ側からの続投要請に応じる考えを示しました。
松本山雅FC・名波浩監督:
「仮にJ4、J5があってもやるつもりでいました。それだけの覚悟を持ってここに来ましたし、来シーズンもこういう風にやりたいなというのはあります」
来シーズンはJ3での戦い。1年でのJ2復帰を目指します。
長野放送[/MARKOVE]