提供 軽井沢文化遺産保存会
避暑地・軽井沢の貴重な別荘を文化遺産として後世に残そうとこのほど「別荘バンク」が発足しました。
紅葉に染まる旧軽井沢の別荘地。ここに、今年9月まで著名な別荘がありました。ノーベル文学賞作家の川端康成の別荘です。
不動産業者が購入し、地元に解体方針を知らせてからわずか1ヵ月で取り壊されました。
「軽井沢文化遺産別荘バンク」は、相次いで失われる歴史的な別荘建築を民間レベルで保全しようと、町内外の有志が立ち上げました。
所有者に登録してもらい、維持が難しい場合などに購入したい人への橋渡しをします。
軽井沢文化遺産保存会・増淵宗一会長:
「(貴重な別荘が取り壊される)過去の苦い経験を二度と起こしたくない。この1、2年が努力の時期。頑張って取り組みたい」
マンションの建設などが相次ぐ軽井沢。
別荘地の景色が急速に変化するなか、避暑地の原風景を次世代に残したいとしています。
長野放送[/MARKOVE]