資料 八ヶ岳連峰天狗岳付近
17日、長野県茅野市の八ヶ岳連峰の天狗岳で遭難した高齢の男女3人は、18日朝からの捜索で発見されましたが、女性1人の死亡が確認されました。
遭難したのは同じ山岳会に所属する佐賀市の70代から80代の3人パーティーです。
17日午後8時前、八ヶ岳連峰の標高およそ2600メートルの天狗岳山頂付近にいた3人から「天候が悪く身動きが取れなくなった」と消防に通報がありました。テントなどは持っておらず、その後、連絡が取れなくなったということです。
警察などが18日朝から16人態勢で捜索し、午前8時ころ、山頂付近にいた3人を発見して近くの山小屋に降ろしました。今泉己希子さん71歳は心肺停止状態でその後、死亡が確認されました。71歳の男性と84歳の男性はけがはなく、会話も出来る状態で、捜索隊と共に下山し、病院で手当てを受けています。
3人は16日に入山し、17日は山小屋に泊まる予定でした。
天狗岳は比較的、危険個所が少なく冬山の入門コースとして知られていますが、17日は雪で夜は吹雪いていたということです。
警察によりますと、3人は岩陰に入って毛布で寒さをしのぎながら、互いに声を掛け合って夜を過ごしたということです。
長野放送[/MARKOVE]