辰野東小学校の始業式 20日
今月15日に長野県岡谷市で発生した土石流災害では、母親と2人の息子の親子3人が犠牲になりました。20日、息子2人が通っていた辰野町の小中学校で始業式が行われ、児童・生徒たちが黙とうを捧げました。
今月15日、岡谷市川岸で発生した土石流災害。住宅を直撃し、お盆でこの家を訪れていた辰野町の巻渕友希さん(41)、次男で中学1年生の春樹さん(12)、三男で小学2年生の尚煌さん(7)の親子3人が亡くなりました。
尚煌さんが通っていた辰野東小学校では20日、2学期の始業式が行われ、全校児童約260人が亡くなった3人に黙とうを捧げました。
辰野東小学校・今井栄浩校長:
「残念ながら尚煌さんと本校を卒業したお兄さんの春樹さん、お母さんの友希さんの3人が亡くなられてしまいました。(尚煌さん・春樹さんは)きっと皆さんが尚煌さんや春樹さんの分まで学校でいろいろなことを経験し、それぞれ成長していくことを願っていると校長先生は思います」
春樹さんが通っていた辰野中学校でも全校集会が開かれ、校長が亡くなった3人に触れて語りかけました。
辰野中学校・矢島和明校長:
「こんな思いはもうしたくない。今までも災害について学習していますが、もっと学ぶ人が出てきて、1人でも多くの人を救ったり、そういう人になることを望んでいます」
小学校・中学校には、それぞれ2人のスクールカウンセラーが派遣され、児童・生徒の心のケアに努めるとしています。
長野放送[/MARKOVE]