提供:国立感染症研究所
長野県内で初めてオミクロン株の感染者が確認されました。専門家は「既に市中に存在している」とした上で、「今後、デルタ株を超えるような流行が起きかねない」と警鐘を鳴らしています。
信大医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「爆発的に感染が広がっていく可能性が、昨夏のデルタ株の流行を超えるような感染が起きかねません」
こう話すのは、信大病院感染制御室の金井信一郎副室長。
金井副室長は「オミクロン株がすでに市中に存在している」とした上で今後、1日の感染者が100人を超えていた去年夏のデルタ株流行期を超える可能性があると指摘しています。
感染力がデルタ株より強く、年末年始に人の動きが活発だったことが要因としています。
オミクロン株は重症化しにくいとされていますが、マスク着用など基本的な対策はもちろん、なるべく早く3回目のワクチン接種をしてほしいと呼びかけています。
信大医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「(これまでの株に比べ)多少効果は落ちるが、ワクチン接種は重要な対策なのかなと思います。第6波が来そうな感じなので、重症化リスクの高い人は、順番が来たら早めに進めていった方がいいかなと」
長野放送[/MARKOVE]