八剱神社が御神渡りの観察を行う諏訪市豊田の舟渡川河口近くの湖岸に打ち寄せられた氷。地面が湖に突き出した場所(右奥)で観察が行われる=4日午前7時ごろ
4日の諏訪は朝の寒さが緩んだが、次第に寒気の影響を受けたため、最高気温は平年並みの4.1度となった。5日は二十四節気の一つで寒さが厳しくなるころとされる「小寒」。長野県の諏訪湖では御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)が観察を始める。長野地方気象台によると、5日の最低気温は平年よりも5度低い氷点下10度と予想している。
4日朝、諏訪市の舟渡川河口近くでは、年明けの寒波で一時、湖面の約8割を覆った氷が西風と波の影響で岸に打ち寄せられていた。諏訪湖の結氷には、風、波のない穏やかな湖面と氷点下10度ほどの厳しい冷え込みが求められるとされる。
気象台の予想では、寒の入りの明け方は厳しい冷え込みとともに迎えられそう。同神社の宮坂清宮司(71)は「今季の観察は厳しい寒さの中で始まる。御渡りを拝観できるよう期待している」と話していた。
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