初のCDアルバムをリリースした姉の小林あいりさん(左)と妹の小林未侑さん
長野県岡谷市出身で関東を中心に演奏活動を行う、小林あいりさん(31)=サクソフォン=と、小林未侑さん(28)=クラリネット=姉妹は、初めてのCDアルバム「あいみゅう アメイジング・グレイス」をリリースした。「アメイジング・グレイス」「ハナミズキ」「メリー・ウィドウ・ワルツ」など20曲を収録、木管のまろやかな音色が響く。
姉のあいりさんは諏訪清陵高校、桐朋学園大学音楽部器楽科を卒業し、同大研究科修了。妹の未侑さんは松商学園高校、同大音楽部器楽科を卒業。桐朋オーケストラ・アカデミー研究過程に在籍している。
2人は音楽好きな両親の影響で楽器に触れ、あいりさんは11歳の時サクソフォンを始め、岡谷市の市民吹奏楽団ウインドオーケストラあんこーるに入団。及川音楽事務所(東京都)のアーティストとして演奏活動を行い、音楽教室講師、小中高の吹奏楽指導を行っている。未侑さんは12歳でクラリネットを習い、現在は音楽ユニットやソロアーティストとして、オーケストラのCD録音に参加。一方果実園でブドウを育てるミュージシャンとしても注目を集めている。
姉妹デュオの活動は今年からスタート。「あいみゅう」と命名し、東京都内や周辺で演奏会を開催。19日にはリリースを機に古里で初めてのライブを開き、CD収録曲を披露した。また未侑さんが、5年前急逝した母親の小林さゆりさん、今も元気な祖母の金子智子さん、そして夕焼けに染まる諏訪の風景に思いをはせながら作曲したという「想望」を発表した。
2人は「見守ってもらった人たちに感謝の気持ちでいっぱい」とし、「古里諏訪との縁がより深まるよう頑張りたい」と話している。
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