千曲坂城消防本部の立ち入り調査(2021年12月21日)
大阪市で25人が死亡した雑居ビル火災を受け、長野県内の消防も21日から雑居ビルなどの立ち入り調査を始めました。対象は1000棟程度にのぼります。
千曲坂城消防本部は21日、千曲市内のホテルや旅館などの調査を行いました。対象となるのは階段が1つしかなく、不特定多数が出入りする3階以上の建物です。
今月17日、大阪市北区の繁華街にある雑居ビル4階から火が出て、これまでに25人の死亡が確認されました。死因が分かっている24人は、全員が一酸化炭素中毒死でした。
警察は現場となった診療内科クリニックに通っていた谷本盛雄容疑者(61)が火をつけたとみて調べています。
国は全国の消防に雑居ビルなどの立ち入り調査を求めていて、県内の消防でも21日から始まりました。
千曲坂城消防本部の管内は、戸倉上山田温泉などの旅館やホテルなど10棟が対象で、21日は消火設備の状況や避難経路の周りに障害物がないかなどを確認したということです。
千曲坂城消防本部予防課・北沢克久査察指導係長:
「階段、通路に障害になるものがないか、防火扉が開かない、そういうことがないか中心に調査」
他の消防本部も順次、調査を行う予定で、県内ではおよそ1000棟が対象となるということです。
長野放送[/MARKOVE]