佐久穂町の衣料品店 クーポンでの支給に期待を寄せている
18歳以下の子どもへの10万円相当の給付について、国は、「現金一括」、「5万円ずつ2回に分けて」、「現金とクーポンの併用」の3つの方法を示しています。
NBS長野放送
NBSが長野県内77市町村に取材したところ、現金一括で給付するのが松本市や上田市など41市町村。独自に960万円の所得制限を撤廃した自治体もあります。
NBS長野放送
5万円を2回に分けて支給するのが長野市や須坂市など33市町村。このうち、青木村は県内で最も早く21日から支給を始めました。
NBS長野放送
現金とクーポンの併用を決めているのは、21日時点で佐久穂町のみです。町は「地域活性化のためクーポンも使いたい」とし、地元の商店も歓迎する一方、住民からは「現金が良かった」という声もあがっています。
人口約1万1000人の佐久穂町
人口約1万1000人の佐久穂町。10万円相当の給付の対象は、1300人ほどです。全国でも多くの自治体が現金のみで支給する方針ですが、町は「政府が経済対策を掲げていることなどからクーポンとした」としています。
支給対象となる子の保護者:
「できれば現金の方がいろいろ使えるのでありがたい」
「現金だとどこで使うか分からなくなってしまうので、町内で商売をしている人にとってはクーポンという形はいいかなと」
「またオミクロン株とかあって、(遠方ではなく)ここで上手に利用しながら乗り越えられれば」
佐久穂町役場
地元の商店は歓迎しています。現金のみの場合、大型店や他の自治体の店で使うこともできるからです。
町内にある衣料品店「ファッションハウスあさかわ」は、過去に町独自のクーポンが発行された際に売り上げが上がったとして、今回も期待しています。
店主・浅川園子さん:
「たぶん親も喜んでくださっている。学生用品とか子どものものが買える。うちも喜んでいます」
寝具の専門店も、クーポンでの給付に期待を寄せています。
大橋ふとん店・大橋一信さん:
「町内で消費してもらうということが増えると、活気がでるんじゃないか」
町では今後、使用可能な店を決め、独自にクーポンの金額を上乗せすることも検討しています。
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