23日に初めてのミニアルバムのリリースイベントを開く「あるくとーーふ」のメンバー
諏訪清陵高校(長野県諏訪市)の卒業生でつくる軽音バンド「あるくとーーふ」が、初のミニアルバム「サイファールーム」を制作、リリースした。23日には初の企画ライブとなるリリースイベントを東京都渋谷のライブハウス「Shibuya Milkeyway」で開く。メンバーは「観客も自分たちも最高の日だったと思えるようなライブにしたい」と語り、本番に向けて練習に励んでいる。
■高校時代結成 20歳の5人組
ボーカルの利佳子さん=松本市出身=、ベースのNakamura Kojiさん=下諏訪町出身=、ギターの貴仁さん=同=、キーボードのamicoさん=茅野市出身=、ドラムの伊藤ヒナノさん=同=で構成する20歳の5人組。同校フォークソング部で結成し、1年生の時に出場した県高等学校軽音楽系クラブ合同演奏会県大会で準優勝に輝いた。
結成当初はコピー曲が中心だったが、大会で他のバンドがオリジナル曲を演奏する姿に触発されて楽曲作りを始めた。2年生の1月、初めての4曲入りEPを自主制作で販売。3年生の夏に出場した、若者向けFMラジオ番組などが主催するロックフェスティバル「マイナビ未確認フェスティバル2019」で最終選考に残ったことから、本格的に音楽活動を行うことを決意した。
■ミニアルバム 先月リリース
現在はメンバー全員が都内などの大学に進学し、学業と音楽活動を両立させている。初のミニアルバムは11月17日にリリース。都内に活動拠点を移した後に作った全7曲を収録した。タイトルには暗号を意味する「サイファー」という単語を使い、脱出ゲームをイメージしたという。「このアルバムを脱出ゲームに例えて、現状から脱出したい、成長し続けたい、という気持ちを表現した」とamicoさん。
リリースイベントは、自分たちで他の出演者や会場を決める企画ライブ。バンドにとって初めての企画ライブだといい、リーダーのKojiさんは「アルバムを聴いて来てくれる人が多そうなライブ。感謝の気持ちを伝え、これからも聴きたいと思ってもらえるステージにしたい」と意気込んでいる。
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