8日に行われた不審者対応訓練 岐阜・中津川市
今年、電車内で刃物を使った事件が相次いだことを受け、警察とJRが8日、岐阜県中津川市の駅で不審者確保や客の避難誘導などを確認する訓練を行いました。
岐阜県中津川市のJR中津川駅に入線した電車。警察官が車内に入り、一人の男に声をかけました。
警察官:
「不審者の通報があったので、警戒をしています。内ポケットに何か見えているんですけど何ですか?危ないものじゃないですか?」
不審な男:
「何もないです。関係ないでしょ。帰ってください」
警察官が話しかけ続けているとー。
不審な男:
「しつこいんだよ、おら!!」
刃物を取り出して振り回してきたため、すぐに警察官が周りの乗客たちを車外へ避難させました。
これは、8日に長野・岐阜の警察とJR東海が合同で行った不審者対応訓練です。
全国では今年、電車内で乗客が刃物で切りつけられる事件が相次ぎました。
訓練は事件を受けて行われ、長野県内を走行中に「車内で不審者を目撃した」との通報があった想定で、乗客の避難誘導や不審者の確保の流れを確認しました。
中津川警察署・大野太署長:
「これからも連携を密にして、継続して訓練をしていきたい」
警察は、「万が一、不審者に遭遇した場合は、すぐに距離をとって、身の安全を確保するよう心がけてほしい」としています。
長野放送[/MARKOVE]