浅間温泉の旅館「富士乃湯」
御開帳に御柱祭。大きなイベントも始まり春の観光シーズンを迎えた信州。長野県は来週から県内の宿泊施設の割引の対象を隣接県に広げます。観光関係者も期待を寄せています。
松本市浅間温泉の旅館「富士乃湯」。まん延防止等重点措置の解除後、客足は順調に回復し、この週末は満室となりました。
旅館にとってさらに期待できる割引事業が始まります。
富士乃湯 代表社員・二木伸次さん:
「他県の方にお越しいただけるのはうれしく思っていますので、感染症対策しながらお迎えしたい」
県内の宿泊施設を利用した際に割引を受けられる「信州割スペシャル」。
1万円以上の旅行代金で5000円が割り引かれ、さらに観光クーポン2000円分ももらえます。
これまで対象は県民に限られていましたが、11日から山梨や新潟など隣県の住民にも適用されます。
逆に長野県民もこれらの県に旅行に行く際は、割引を受けられます。
期間は4月28日までです。
富士乃湯 代表社員・二木伸次さん:
「期待面の方が大きいですね。松本はこれから桜も咲きますし、善光寺御開帳も始まりましたので、もう少しすれば通常の旅館業・観光業に戻るので、たくさんの方にお越しいただきたい」
長野県内屈指の観光地・軽井沢もまもなくシーズン本番へ。
こちらのホテルも3月はコロナ拡大前に近い客の入りでした。信州割の対象拡大に期待を寄せています。
ホテル音羽ノ森・鈴木健夫代表取締役:
「(コロナ禍で)観光に携わる方、皆さんが苦しい思いをして我慢してきた。国内の観光が活性化することを期待」
ホテルでは感染対策を徹底し、受け入れたいとしています。
長野放送[/MARKOVE]