提供:ゆうちゃんを救う会
重い心臓病で、アメリカでの心臓移植を目指す長野県佐久市の男の子を支援しようと募金活動が始まりました。目標は2億2700万円。両親が切実な状況と支援を訴えました。
提供:ゆうちゃんを救う会
佐久市の小学4年生「ゆうちゃん」こと中沢維斗くん(9)。
重い心臓病のため長野県立こども病院に入院しています。
母・中沢加代さん(長野県庁 11月16日)
母・中沢加代さん:
「息子は心臓移植でしか助かる道がありません。お家に帰ったらあれもしたい、これもしたいと言ってくれています。早く家に帰らせてあげたいと願うばかりです」
提供:ゆうちゃんを救う会
ゆうちゃんは生後すぐに大動脈弁狭窄症と診断され、人工弁を入れるなど手術を繰り返してきました。
提供:ゆうちゃんを救う会
治療しながらも元気に小学校に通うようになりましたが、去年7月、心不全が悪化し長期の入院が必要に。
提供:ゆうちゃんを救う会
心臓の筋肉が徐々に固く、広がりにくくなる「拘束型心筋症」と診断されました。50万人に1人の難病と言われています。
病気は進行が早く、心臓移植以外に生きる道はないといわれています。
主治医・県立こども病院 武井黄太医師(長野県庁 11月16日)
主治医・県立こども病院 武井黄太医師:
「今のままでは手術や内服の治療では十分な改善が見込まれない。早期の治療(移植)が望まれる」
提供:ゆうちゃんを救う会
ゆうちゃんは仮面ライダーやアニメ鬼滅の刃が大好きな男の子。しかし、入院生活では歩くこともできず、少しずつ症状が悪化しているといいます。
母・中沢加代さん(長野県庁 11月16日)
母・中沢加代さん:
「代われるものなら代わりたい。皆さんの力をお借りして命をつなぎたいと思っています」
ゆうちゃんの命を救う心臓移植。日本でも2010年に子どもへの移植が認められるようになりましたが、まだ、提供者が少なくコロナ禍の今は移植に5、6年はかかると言われています。
一刻を争う状況のためアメリカに渡って移植手術することを望んでいます。
募金活動(長野市 11月16日)
「あたたかいご支援お願いします」
渡航や治療にかかる費用は最低でも2億2700万円。両親の友人などで作る救う会は、3ヵ月で集めることを目標に募金を始めました。
募金活動(長野市 11月16日)
県内外に募金箱を設置したり、振り込みや、クラウドファンディングサイトでも受け付けます。金額が集まり次第、渡航し、現地でドナーを待つということです。
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