感謝状を贈られた女子児童ら 長野市 16日
16日、長野市の小学3年生の女子児童3人が、身動きの取れなくなった高齢者を助けたとして警察から表彰を受けました。3人は「助けられてよかった」などと話しています。
長野中央警察署の署長から感謝状を受けとった小学生。
長野市の徳間小学校3年生の中村結さん、佐藤圭純さん、中島希來さんです。3人は長野市の会社員・徳武真依さんと協力し「人命救助」に貢献しました。
中村結さん:
「助けられてよかったと思う」
3人は10月26日の下校中、長野市稲田の市道で80代の高齢男性が「手押し車」の車輪が段差から落ちて身動きがとれない状態になっているのを発見し、すぐに声をかけました。
中島希來さん:
「おじいちゃんがふらふらしていたから、事故に遭わないようにと思った」
まずは手押し車を元に戻し、疲れていた高齢男性を乗せて家まで押してあげようとしましたが、3人の力ではなかなか進まず、たまたま通りかかった徳武さんに助けを求めました。そして、徳武さんが警察に通報しました。
警察が着くまで、児童たちは高齢男性に優しい声をかけ続けたということです。
徳武真依さん:
「男性は自分で立ち上がれる状態ではなかった。子どもたちが助けてくれたのがありがたかった」
高齢男性はけがもなくその後、無事家に帰ることができました。
警察は3人の機転が人命救助につながったとしています。
佐藤圭純さん:
「(今後も困っている人がいたら)助けてあげたいです」
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