長野放送
きょう11月8日は「いい歯の日」。改めて歯や口の中の健康について考えてみてはいかかでしょうか?
長野市のなかじま歯科医院。コロナの影響で歯科検診に訪れる人は、コロナ前と比べ2割ほど減少しています。
歯科検診を受けた人:
「子どもが小さくて、コロナも増えてきて、受診するのを控えてたので2年たってしまった」
コロナ禍の今、歯だけでなく口の中の健康も危険だと歯科医師は話します。マスクをする息苦しさから口呼吸になって乾燥したり、人との会話が減ったりしているからです。
なかじま歯科医院・中島崇樹医師:
「(コロナ禍で)口を動かす時間が少なくなってきて、お口の機能、筋肉が落ちてくる。そういう現象を歯科では『オーラルフレイル』と呼んでいます」
オーラルフレイルは、かんだり飲み込んだりする口の機能の衰えです。中島医師は、オーラルフレイルは全身的な衰えの前兆となる可能性があるとし、予防するよう呼びかけています。
まず、セルフチェック。日本歯科医師会はホームページなどに8つの質問項目を載せ、質問ごとの点数に応じて危険度が分かるようにしています。
そして予防。中島医師が勧めるのが「あいうべ体操」です。
なかじま歯科医院・中島崇樹医師:
「大きく口をあーって開けたり、口を横にいーって開いたり、うーって唇を閉じるようにやっていただいたり、あとは(舌を)大きく前にべーって出す運動です」
食前に5回行うと筋肉の強化や唾液の分泌が良くなり、予防につながります。
8日は、いい歯の日。改めて歯と口の健康を考えてみてはいかかでしょうか?
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