「万治の石仏」の周囲にある田んぼで田植え作業を行った下諏訪観光協会スタッフら
長野県下諏訪町の観光名所「万治の石仏」の周囲にある田んぼで27日、田植え作業があった。下諏訪観光協会の取り組み。観光客らに四季を通じて田んぼの景色の中で万治の石仏を楽しんでもらおうと、長年続けている。朝方の雨が上がり、雲間から青空がのぞく晴天の下、協会スタッフや町産業振興課職員ら8人が田んぼで汗を流した。
田んぼの広さは約200平方メートル。品種はツキアカリ。近くのせぎから水を引いており、先週、代かきを行った。参加者は一列に並び、腰に提げたびくから苗を少しずつ取り出し、田んぼに植え付けていった。
長年、協会の米作りを手伝う農家の友野久良夫さん=同町東山田=は「水の管理は大変だが、訪れる人に青い田んぼや実った稲穂など、一年を通して稲の成長を楽しんでもらえたら」と話した。
今後、9月下旬ごろに稲刈りを予定している。
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